子供のころ、学校で占いがとてもはやりました。女の子がみんな占いの本を持ち歩いていたことはもちろん、普段ならそんなこと興味がないという男子でさえ、積極的に占いの話の輪に入っていました。休み時間にはそこらでタロットやパワーストーンが広げられ、端から見ればちょっと異常かも知れませんが、本人達はそれをいたって自然に楽しんで行っていました。 私の家の近くには占いショップというものがあって、そこにはいろいろなお守りや占いグッズが売られていました。クラスメイトはそこにこぞって買い物に行き、占いに必要なものやラッキーアイテムなどを求めたものです。 そこには占い師の女の人がいたのですが、私はその占い師にこそ憧れていました。自分も占いができるようになってこういう店を開きたい、と思っていましたし、現に弟子にしてくれと直談判にいったこともあります。 その時占い師さんは困ったような顔をしながら、私のことを占ってくれました。そうしてまだあなたには可能性がいくつも眠っているから、今将来を決めることはないのだと諭されました。 結局占い師にはならなかった私ですが、今もそのお店には子供たちがたくさん集まっています。